1.修復歴(事故歴)による査定価額からの減額は年数とともに減少します


- 『減額』の基準 ⇒
- 車両破損の大きさ
- 基本となる査定価額
- 車の破損した箇所
- 『基本となる査定価額』は、月日を経るごとに減少しますから、それを基に算出する『修復歴(事故歴)』の減額も、月日を経るごとに小さくなって行くことになります。
- 『減額』が今現在、50万円であっても、3年後、4年後には20万円、10万円になっているかもしれません。

<特に>
新車に近い車の事故
基本となる査定価額が高い車の事故
基本となる査定価額が高い車の事故
- 新車に近い車ほど、『修復歴(事故歴)の減額部分』は割合という意味では大きく減少します。なぜなら、『基本となる査定価額』は、新車に近いほど下がる割合が大きくなるため、結果的に『修復歴(事故歴)の減額部分』も大きく減少することになるからです。
現在(新車に近い) 3年後 5年後 査定価額 200万円 ⇒ 80万円 ⇒ 30万円 査定価額が60%減 査定価額が85%減 修復歴の減額 50万円 ⇒ 20万円 ⇒ 75,000円 修復歴の減額部分が
60%減で▲30万円減少修復歴の減額部分が
85%減で▲42万5,000円減少
- 『基本となる査定価額』が高い車ほど、『修復歴(事故歴)の減額部分』は金額的に大きく減少します。なぜなら、『基本となる査定価額』の高い車の場合、同じ割合で下がっても、絶対的に下がる金額が大きくなるため、結果的に『修復歴(事故歴)の減額部分』も大きく減少することになるからです。
現在(新車から2年半) 1年後 3年後 査定価額 500万円 ⇒ 425万円 ⇒ 175万円 査定価額が15%減 査定価額が65%減 修復歴の減額 200万円 ⇒ 170万円 ⇒ 70万円 修復歴の減額部分が
15%減で▲30万円減少修復歴の減額部分が
65%減で▲130万円減少
- 『新車に近い車』や『基本となる査定価額が高い車』の場合、事故直後の『修復歴(事故歴)の減額部分』は大きくなりがちですが、事故のあと乗り続けるほど、この『修復歴(事故歴)の減額部分』も大きく減少していくことになりますので、何年か乗り続けた後に買い替える場合、金銭的には今ほど事故の影響を感じなくなるかもしれません。
※担当セールス、カーディーラー、買取り店などで確認して下さい。